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妊娠初期は母子ともに不安定な時期です。体に負担のかかり、緊急の治療も受けられない長時間のフライトは、できれば避けたいものです。でも、すでに決まっている旅行の場合、簡単にキャンセルできないこともあるでしょう。
では、妊娠初期に海外渡航することになったら、どんなことに注意すれば良いのでしょうか?
妊娠初期は体調が変化しやすく、それまで平気だったつわりが急に始まったりちょっとした刺激が流産を招いたりする、とてもデリケートな時期です。
海外旅行となると一緒に行く人との関係も気になりますが、おなかの赤ちゃんの母親であることを自覚して、慎重に見極めましょう。それでも海外旅行に行くことになったら、次の5つの点に配慮しましょう。
海外旅行に行くことになったら、まずは産婦人科の主治医に相談しましょう。主治医の許可が下りないのに無理に渡航するのはNGです。妊娠初期は渡航を避けたい時期ですが、体調が悪くない場合は、自己責任でならと許可が出ることが多いようです。
妊娠中は体調が急変することもあるので、渡航の直前まで忙しくして体調を崩さないようにします。妊娠前とは違うことを自覚して、ゆとりのあるスケジュールで慎重に準備を進めましょう。
また、渡航前に張り止めや妊娠中でも使える解熱剤などを処方してもらい、持参できると良いですね。
旅行先は、できるだけ飛行時間の短い場所を選びましょう。5時間以内のフライトで到着できて、時差もないほうが安心ですね。
また、衛生面でリスクがある地域や感染症がはやっている地域は避けたほうが良いでしょう。病気にかかっても普段のような治療ができず、短期間に重症化してしまう危険性があります。
旅行先で体調が急変した時に備え、事前に渡航先の医療事情を確認しておきましょう。いざという時に受診できる病院もチェックしておくと安心です。
また、妊娠の状態がすぐに分かるように母子手帳はいつも携帯しておきましょう。
海外での医療費は高額になるので、海外旅行傷害保険にも入っておくほうが良いですね。妊娠中は通常の海外旅行傷害保険には加入できませんが、妊娠22週までならAIU保険会社にインターネットで加入することが出来ます。
AIU保険会社の海外旅行保険ページ
クレカに自動付帯している海外旅行保険、妊婦は適用外と言われた(;´Д`)妊婦が入れる保険はAIUぐらいしか見つからなかったよ。生命保険も妊娠中入れなかったりするし、健康保険も適用外だし、けっこうビックリすること多いのぜ。。。
— あろっく (@M_Alloc) September 12, 2012
飛行機では、普段と違う気配りも必要になってきますね。妊婦さんの飛行機での過ごし方は、こちらの記事もご参照ください。
機内でのいちばんのリスクは、エコノミー症候群です。
同じ姿勢を続けているうちに、大きくなった子宮で負担のかかる下半身の血行が悪くなり、血栓が生じ、急に立ち上がった際に血栓が肺に達すると、致命的な状態に陥ります
。
(よろしければ、過去に書いた記事「エコノミー症候群に気をつけて!妊婦さんの飛行機旅行」もご覧ください。)
脚を伸ばし、ゆったり座れる席を選ぶのも得策です。
機内は乾燥しやすいので水分補給もこまめに摂ります。気圧の関係で消化ガスが膨張しやすいので、ガスの発生しにくい軽食やミネラルウォーターが良いでしょう。
座っている時に締めるシートベルトは、骨盤の下に当たるようにするのがコツです。
渡航先によっては、事前に予防接種が必要な地域があります。
ただし、妊娠中は生ワクチンの摂取ができません。麻疹、風疹、水ぼうそう、おたふく風邪などが生ワクチンに当たります。
不活化ワクチンは摂取できます。インフルエンザ、破傷風、B型肝炎、ポリオ、狂犬病などです。
予防接種に関しても、産婦人科の主治医に相談し、適切な対処を取るようにしましょう。
以上、妊娠初期の海外旅行で気を付けるべき5点の紹介でした。お役にたちましたら幸いです。
・妊娠中の海外旅行保険【妊婦さんの海外旅行心得】
・たまごクラブ8月号